晴れてハーレーオーナーとなり、カスタムのうまみを知ってその魅力に陶酔するうちに、あっという間にカスタム上級者の域に達してしまったという人は多いでしょう。カスタム上級者となったハーレーオーナーの楽しみ方として、ケーブルやホースをステンレスにするといった方法があります。ハンドルやミラーなどはすでにカスタム済みでも、ケーブルやホースまでカスタムされているケースは意外と少ないものです。
裏を返せば、ケーブルやホースまでもカスタムされているハーレーに乗っていれば、カスタム上級者と認識されやすいということになります。
ケーブルやホースをステンレス製にすることの一番のメリットは、錆に強くなるということです。ハンドルまわりのケーブル本体金具のすべてがステンレスになれば錆には断然強く、また強度も上がります。ケーブル交換はハンドルの交換のタイミングに合わせて行い、そのタイミングでステンレスにするオーナーが多いです。ただし、ハンドル周りはとても重要なコントロール系パーツが密集しています。安全なハーレーライフを送るためにも、適度な長さのものに交換することが必須です。
また、足回りのホースをステンレスに変えると、ブレーキの効きが良くなるとも言われます。もちろん、ホースの寿命やドレスアップという目的でカスタムを行うオーナーもいます。特にカスタム上級者の中ではホースをステンレスにするカスタムの人気が高く、歴代のハーレーすべてをステンレスのホースにしてきたという上級クラスのハーレーオーナーも存在するほどです。
ステンレスそのものの色を生かしたホースのほかにも、ブラックで塗装されたものなどが販売されており、ステンレス製で折れにくく且つデザイン性が十分に備わったものも多いです。
ハーレーのエアクリーナーに清掃が必要な理由と交換するメリット
エアクリーナーはハーレーの走行性能を大きく左右する重要なパーツです。ハーレーのエンジンを動かすには、外部から空気を取り込んで燃料を燃やす必要があります。その際に空気が汚れていると燃費が悪くなるだけではなく、エンジンの性能が落ちてしまうこともあります。場合によってはエンジンが故障するおそれもあるため、空気中の汚れを取り除くためにもエアクリーナーは欠かせません。
ハーレーのエアクリーナーは内部に汚れを吸着させるフィルターがあります。長く使い続けていると汚れが溜まり、空気をろ過することができなくなってしまいます。性能を維持するためにも定期的な清掃が必要です。ハーレーの純正エアクリーナーは乾式フィルターが使われているので、簡単に汚れを落とすことができます。その一方で、乾式フィルターは水洗いができないことから、汚れが大量にこびり付いている場合は新品に交換しなければいけません。
年月の経過と共に劣化するため、見た目に問題が無くても交換する必要があります。そのため、維持費が嵩むのが欠点です。
社外のパーツメーカーが作るエアクリーナーの中にはオイルで湿らせている湿式フィルターが使われているものがあります。湿式フィルターは水洗いができるので何度も繰り返し使うことが可能です。その反面、雨天時には雨水を吸い込んでしまうので吸気効率が低下する欠点があります。
それぞれ長所と短所があるので、ハーレーを走らせる環境に合わせて選ぶことが重要です。
エアクリーナーはハーレーのパーツの中では比較的交換が容易です。車体の外側に露出している大型のパーツですから、初心者の練習にも向いています。エアクリーナーのカスタムパーツは種類が豊富なため、走行性能の向上に役立つ他、愛車の雰囲気を変えることも難しくありません。
ハーレーのアルミハンドル
ハーレーというバイクには、ハンドルやシートなどをカスタムする楽しみがあります。中でも特にアルミハンドルのカスタムが人気となっているのですが、目につきやすい部分なのでカスタムしていることがすぐに分かります。
また、乗った時にもフォームの変化が出やすいことや簡単に交換できることなども人気の理由です。ハンドルにはドラッグバーやチョッパーバー、ライザーバー、セパレートハンドルなどの種類があります。
しかし、ハンドルというのはバイクを操作する時にとても重要なパーツであり、走行時にはライダーを支える部分でもあります。つまり、この部分を交換することにより、ハーレー全体のバランスにも影響を与えることになるのです。
見た目に変化があるということは、乗り味や操作性なども変わってしまうことだと覚えておきましょう。ハーレーはどうしても見た目を重視してしまうかもしれませんが、事故などを防ぐために操作性や機能のことも考えて交換するのがおすすめです。