フロントフォークの仕組みや役割

ツーリング仲間とハーレーをはじめとして、フロントタイヤを固定するパーツとして、フロントフォークが採用されています。フロントフォークの役割は、オートバイのタイヤとハンドルを接続する基本的な役割がありますが、近年重視されているのは、サスペンション性能です。
サスペンションは道路の凸凹に対して、その衝撃を吸収してくれる役割があります。かつてのハーレーでは、サスペンションが搭載されていないタイプのオートバイも販売されていましたが、現在では全モデルサスペンションが搭載されています。

ハーレーのフロントフォークの種類としては、「ガーター」・「スプリンガー」・「テレスコピック」などの種類があります。ハーレーがリリースしたオートバイは年月が進むとともに改良されてきましたが、1930年以降のモデルのフロントフォークは、スプリンガーとテレスコピックが純正として採用されています。

フロントフォークのサスペンションの仕組みについては、テレスコピック型を採用した伸縮構造が採用されています。これは、望遠鏡のように筒が伸び縮みする構造です。サスペンションの内部には、スプリングが収納されていて、前輪にかかる荷重を支えてくれています。スプリングだけだと、車体は揺れ続けてしまうため、ダンパー機能も搭載されています。ダンパーには油圧方式が採用されています。ダンパーはスプリングの揺れを抑える抵抗成分があります。

青空とグリップ適切なサスペンションの調整には、ダンパーのオイルの粘度が重要です。また、フロントフォークに採用されているダンパーオイルは経年変化により劣化しますので、オイル交換をする必要があります。
フロントフォークのダンパーオイルは自分自身での交換も可能です。ただし、重要なパーツですので、自信がない場合は、専門家に任せることをお勧めします。

交換時期の目安は走行距離50,000キロメートル程度です。